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「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」――初の本格的評伝!!
漢文などの教養を具えた理性の人であり、五人の子どもを育てた母性の人でもあった俳人、竹下しづの女。省みられることの少なかったその生涯を丹念にたどり、難解で知られる俳句を丁寧に鑑賞する。しづの女は、小学校教員を務めた職業婦人の先駆けであり、戦争中に早世した長男や金子兜太らを輩出した「成層圏」誌の指導者でもあった。
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