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★ こうすればうまくいく! 「幼虫から育てる方法」「成虫のじょうずな飼い方」
★ 体のしくみがよくわかる!
★ 世界と日本のカブトムシ・クワガタムシ図鑑つき!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
昆虫の飼育といえば、養蚕(カイコ)・養蜂(ミツバチ)など産業のためや、
害虫駆除を目的とした調査・研究のための飼育などありますが、
一般的にはスズムシやキリギリスのような鳴く虫の音を楽しんだり、
カブトムシやクワガクムシなどの勇姿・動きをながめ、楽しむために飼育することが多いでしょう。
このような昆虫の飼育をするときには、虫が落ち着いていられる環境を作ってやることが一番大事なことです。
それによって虫を丈夫で、長生きさせることができるのです。
そのためには虫の自然界でのくらしを知り、その状態をできるだけ忠実に再現できるように、
前もって飼育する虫の習性や、すんでいるところの自然環境、食べ物などについて調べておくとよいでしょう。
しかし環境の再現はとても難しく、できない点も多数ありますので、
そこは工夫して自然のものに近づけるよう、代用になるものをさがします。
飼育容器、容器内の環境、餌などに工夫が必要で、飼育容器は大きさや容器内の明暗、風通しなども考え、
また、逃げ出さないようにふたのしっかりしたものを用意します。
特に外来種の虫たちには、在来種の保護の意味からも逃げ出す事のないように充分気をつけましょう。
容器内は、その虫の自然界でのすみかに似た状態になるようにします。
欲しかった虫が手に入ると、いろいろといじりたくなりますが、あまりいじらないように。
やたらにいじりまわすと、体の柔らかい虫は傷ついてしまい弱ってしまいます。
またカブトムシ ・ クワガタムシなどでは、するどい爪、力強い角や顎を持っているので、
気をつけないとこれらでけがをさせられます。
扱かい方にも注意が必要です。
成虫のオス、メスを飼育すると繁殖をさせることもでき、交尾、産卵、孵化などがみられます。
さらにその後の変化や成長の様子を観察していると大変面白いものです。
ぜひ、 次の世代を育てることにも挑戦してみてください。
手もとで虫を飼育、観察していると今まで知らなかったこと、
一般にもあまり知られていない行動などもみられ、新しい発見があるかも知れません。
この本では、子供たちにとって人気ナンバーワンの昆虫である、
カブトムシ ・ クワガタムシを飼育する場合の注意点など、具体的な例を示して説明しています。
これを参考にして自分なりの工夫も加えて飼育してみてください。
元東京都多摩動物公園動物相談員
小林俊樹
※ 本書は2008年発行の「こうすればうまくいく! カブトムシ・ク
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