仁平勝

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出版社
ふらんす堂
著者名
仁平勝
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2018年6月
判型
B40
ISBN
9784781410708

◆必読入門書

既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。

代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。



入門書としては必須アイテムのシリーズです。





◆収録作品より

追憶はおとなの遊び小鳥来る



じつはこの本を書き進めながら、しばしば追憶に浸っている。途中で読み返してみたら、やたら「子供の頃」という言葉が出てくる。読者は辟易しているだろうが、「おとなの遊び」なのだから仕方ない。

芭蕉に〈さまざまのこと思ひ出す桜かな〉という句があるが、たしかに花見をすると、過去の花見(の頃のできごと)を思い出すことがある。いや「桜」だけでなく、およそ季語には多かれ少なかれ、そういう効用があるのではないか。「小鳥来る」もまた然り。

(『黄金の街』)

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