忘却のアイズオルガン 3

ガガガ文庫

忘却のアイズオルガン

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
宮野美嘉 , 薫る石
価格
652円(本体593円+税)
発行年月
2018年6月
判型
文庫
ISBN
9784094517385

魂の片割れ、欲望のその先に――。

悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。生前の記憶を失った彼女に仇と憎まれながらも、悪魔との契約のために彼女に対して露悪的に振る舞い続ける日々。

そんな中、ついにオスカーの居場所を知ったダヤン。アリアの魂の片割れを持ち、彼女の父親にしてダヤンの魔術の師であるオスカー。その手先の悪魔に招かれ、遠い異国の街を訪れることになる。そこは、魔術師が優遇されているという非常に珍しい街。ハルバートなる有力者が国内外を問わず優秀な魔術師を集めているらしい。しかし、誇らしげに魔術の恩恵を語る住民たちに紛れて、人に扮した悪魔が街中を闊歩していた。その背景にオスカーの存在を直感したダヤンはさっそく調査を開始するのだが、彼の前にルピナスと名乗る謎の少女が現れる。一方、アリアは徐々にダヤンに対する気持ちに悩み始めていて……。

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語第三集。

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