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認知症の人と、その家族がともに幸せな生活を送るための本です。
認知症になっても、かけがえのない家族には変わりありません。心配で、症状が進行しないようにと、トレーニングやリハビリテーションをさせようと思うかもしれません。しかし、それよりも本人の声を聞くことが大事です。
何をしたいか、遠慮していることはないか、尋ね、考え、一緒に実行してみましょう。思いが通じ合えば、より暮らしやすくなり、心地よい環境になることで、認知症の症状は必ず変わります。
本書は、4つの章から構成されています。気になるところから読み進めてください。
1章 いろいろなことを乗り越えてきた家族の体験談から、認知症の人との暮らし方のヒントが見つかります。
2章 知っておきたい体の変化、体調管理について役立つ情報。目、口、耳、肌、足の専門医がアドバイスします。
3章 認知症について知りたいことをQ&A形式で紹介。症状、病院の選び方、検査についてなど。
4章 家族の負担が軽くなる医療や介護のサービスの使い方を紹介。誰に何を頼めるのかがわかります。
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