アジア都市の成長戦略

アジア都市の成長戦略

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出版社
慶應義塾大学出版会
著者名
後藤康浩
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2018年6月
判型
B6
ISBN
9784766425246

「都市」の競争が「国の発展」を牽引する



いまや世界の大都市圏トップ10のうち8つまでをアジアの大都市が占めるようになった。本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」に加え、後発国の不利を逆に後発者利得に転化するフロッグリープ成長の現実や、ITスタートアップ企業がグローバル企業に飛躍する深?の都市エコシステムなどを考察する。“都市地経学(ジオ・アーバノミクス)”の視点からアジアを捉え、アジアのこれからを読むユニークな都市経済論。



 ・ 経済成長・発展は、これまで一国単位の成果として把握・認識されて

   きたが、本書は発展のコア(中心)がもはや国ではなく都市レベルと

   なってきているという事実を踏まえ、それを新しいメルクマール(指

   標)として提示する、画期的な一冊。アジアをこの「都市」というア

   ングルから捉え分析することで、アジア論に新しい一石を投じる。



・ 今や世界の大都市圏のトップ10のうち8つまでをアジア地域が占めるよ

  うになった。

  21世紀は「アジアの世紀」といわれるが、アジアはどれほど強く成長し

  ているのだろうか。

  バーナンキ・ショックのあと、しばらく成長が足踏みしていたアジア地

  域だが、昨今では成長環境が厳しくなっているヨーロッパ、南米、アフ

  リカと比較して成長力が回復してきており、日本も再び対アジア・ビジ

  ネスに乗り出そうと動き始めている。 

  いま、世界の中で最も前途が明るいのは、やはりアジアである。



・ 本書はアジア各国の首都のみならず、主要都市が軒並み拡張を続け、

  「国単位」のメルクマールに代わる「都市(地域)単位」の成長・発展

  モデルがアジアで育成されたことを解説する興味深い一冊。

 

・ 本書では、都市発展の基本パターンである

  ◆農村から都市への人口流入、

  ◆段階的工業化、

  ◆郊外へのスプロール(地域拡張)化――などに加え、

  ◆後発国だった不利から逆に「後発者利得」に便乗して発展段階をス

   キップし、一気にステージを上げる“フロッグリープ(蛙跳び)”成長の

   実現、

  ◆先進国企業の対アジア投資が「世界の工場」化の促進のみならず

    内需型工業とサービス産業の成長を促したメカニズム、

  ◆デジタル時代の新しいビジネス拠点として、ITベンチャーが勃興

   する「メガシティ型」経済発展モデルを提示する、など、

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