經覺私要鈔 第10

史料纂集 古記録編

經覺私要鈔

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出版社
八木書店
著者名
経覚 , 小泉宜右
価格
14,300円(本体13,000円+税)
発行年月
2018年6月
判型
A5
ISBN
9784840651974

奈良興福寺大乗院別当第18世門主経覚(1395~1473)の日記。『私要鈔』の名は、原本の表紙に題せられたところである。原本は、独立行政法人国立公文書館に所蔵され、欠年もあるが、応永22年(1415)から文明4年(1472)までが現存。
 その内容は、興福寺内の寺務・寺領支配から国人の動向、大和の情勢、京都の動静にまでおよび、朝幕関係から幕府内部の動向も書かれている。嘉吉の乱から応仁・文明の乱勃発の時期までの政治・社会・経済史研究の一級史料である。
 経覚は、興福寺の実力者として、その職掌は寺内の法務から寺領の経営にまで多岐におよぶ。大和国内の興福寺の力関係から、同国内の支配、豪族や国人層との対応対立なども克明に記録する。
 この時期の史料としては、『大乗院寺社雑事記』とならぶ基本史料といえる。経覚は、本拠地の奈良から、常に京都の情勢を見据え、絶えず関心をはらっている。これには、彼の摂関家出身という貴族の出自が大きく影響している。

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