山本周五郎名品館 3

寒橋

文春文庫

山本周五郎名品館

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
山本周五郎 , 沢木耕太郎
価格
957円(本体870円+税)
発行年月
2018年6月
判型
文庫
ISBN
9784167910907

生涯、膨大な数の短編を遺した山本周五郎。

没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、

選びに選ばれた名品。

短編選集決定版の第三巻(全四巻)



武士の、同輩への友情と、許婚への断ち切れない愛情との葛藤を描く「落ち梅記」。

浪人の、赤ん坊に対する人情が愛情に変わっていくプロセスを描く「人情裏長屋」。

長屋住まいの一家の、究極の人情ともいうべきものを描く「かあちゃん」。

亭主への、また父の娘に対する「情」の交錯がドラマに複雑さを与える「寒橋」。



ほか、「なんの花か薫る」「あすなろう」「落葉の隣り」「茶摘は八十八夜から始まる」「釣忍」など、全九編。



巻末に沢木耕太郎氏による解説エッセイ「寒橋のまぼろし」を収録。



さまざまな「情」が乱反射する、「情」の万華鏡ともいうべき一冊。

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