自由切符

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出版社
ふらんす堂
著者名
西村和子(俳人)
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2018年5月
判型
B6
ISBN
9784781410494

◆シリーズ最新作



日々異なる季語を詠むことで、これほど日常を襞深く過したこともなかった。



3月8日(火)

光増しつつ白木蓮の花仕度



このあいだまで地味で?せた裸木だったのに、蕾がひとつ残らず膨らんで、一気にひらく日を今か今かと待っている。駅までの道がこの頃ほど楽しみなことはない。ある日いっせいに灯ともるごとく咲くのだ。



◆あとがきより

この一年ほど季節の移りゆきをこまやかに感じたことはなかった。日々異なる季語を詠むことで、これほど日常を襞深く過したこともなかった。六十代最後の年の何よりの記念になった。

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