取り寄せ不可
わたしは明日結婚する――
愛する女性を亡くした富豪と。
〈僕には君しかいない。君を命がけで愛している〉
冷淡な男性に騙されて深い傷を抱えていたイモージェンは、
古本の詩集に挟まれていた愛の手紙に心を揺さぶられた。
これほど愛情深い人に、ひと目でいいから会ってみたい……。
手紙の主を探し当て、壮麗な館にたどり着いた彼女は
大富豪セスに迎えられ、いつしか互いに身の上話をしていた。
恋人を亡くして以来、人を愛せなくなったというセスは
彼女の過去を知ると、愛情の介在しない便宜結婚を提案した。
僕は君を捨てたろくでなしとは違う、信じてほしいと言って。
過去の傷に苦しみながらも愛を諦めきれず、すでに彼に惹かれ始めていたイモージェンでしたが、悩んだ末に愛なき結婚に同意します。叶わぬ恋に身を焦がしながら豪奢な結婚式に臨む無垢な花嫁の運命は……。愛なき富豪と夢見る乙女の切ないシンデレラストーリー。
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