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専門医から総合診療医への有益なアドバイス。知っておきたいクリニカル・パールが満載
新専門医制度として、多岐にわたる病態・疾病を診る「総合診療専門医(総合診療医)」の養成が始まります。総合診療医は、患者の具合が悪いときに最初にかかる医師です。多くの症状・病態に精通し、適切な鑑別診断を行い、必要に応じて専門診療科の医師を患者に紹介するという高度な役割が求められます。
ここでポイントになるのが、総合診療医と専門診療科の医師とのコミュニケーションです。総合診療医は、実に様々な症状を訴える患者を診察します。自分だけでは解決できず、専門診療科の医師の手助けがほしくなることもあります。しかし、その際に専門診療科の医師がどんな情報を欲するかを知らないと、うまくいきません。さらに専門診療科の医師を紹介するときもコミュニケーションが大事になります。どんなタイミングで何を伝えたらよいのか、見落としてはならないピットフォールなどを理解しておくことで、連携がスムーズになります。
本書は、総合診療医が「えっ、それってホンマに?」と思うようなネタや症例を紹介し、専門診療科の医師は何を求めているかを分かりやすく解説するものです。Dr.ヨコバンこと横林賢一氏と専門診療科の医師のディスカッション形式で、鑑別や診断、治療のコツを解説します。
「スパイロメトリーで正常値を示す肺気腫がある?」「血清鉄じゃないのに鉄欠乏性貧血がない?」「痛くない虫垂炎がある?」などをはじめ、蕁麻疹やアナフィラキシーショックへの対応、高齢者の余命判断、異所性妊娠など、小児から高齢者まで25の病態・疾病を取り上げます。
日経メディカル Onlineの好評連載を書籍化。総合病院の医師はもちろん、小規模病院や診療所で総合診療医として頑張っている医師にお勧めします。
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