岐路に立つ日本の大学

岐路に立つ日本の大学

取り寄せ不可

出版社
合同出版
著者名
細井克彦
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2018年6月
判型
A5
ISBN
9784772613491

大学の発祥は近代国家よりも早いと言われ、人類のために普遍的価値を探求するものと考えられてきた。しかし、国際社会の環境が変化したので、その原理は変わったという言説が喧伝されている。大学は、国家の教育政策に基づいて学長の「命令」によって業務を行う事業体と見做されているのだ。これでは、学問の自由と自治を基礎として学問研究と高等教育を行う場ではなくなる。
 この十数年間における日本社会と大学の変貌は著しい。改憲に執念を燃やす勢力が跳梁し、社会保障、平和への願いには目もくれず、「戦争する国」に向けて跋扈する。過去の歴史や世界の流れに背き、虚偽とはぐらかし、事実の捻じ曲げや隠ぺい、あげくの果てに開き直りがまかり通っている。
 大学崩壊の危機的状況に直面しているいま、原点に立ち返り、再生への道を探る。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top