遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生

遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生

取り寄せ不可

出版社
ビー・エヌ・エヌ新社
著者名
ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン , 佐賀一郎 , 村瀬庸子
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2018年5月
判型
A5
ISBN
9784802511032

「デザイナーとしてどう生きるのか」

20世紀を代表するグラフィックデザイナー、
ヨゼフ・ミューラー?ブロックマンの貴重な肉声から、
デザインの意義をとらえ直す一冊。

ヨゼフ・ミューラー?ブロックマンは、スイス派を代表する
デザイナーの1人であるとともに、ポール・ランド(アメリカ)、
ブルーノ・ムナーリ(イタリア)らと並び称される
20世紀、戦後を代表するデザイナーの1人である。

彼が残した数々のポスターやCI/VIなどの
グラフィックデザイン各領域での実作。
レイアウト手法として原典的な評価を確立した
『グリッドシステム』をはじめとする著作の数々。
スイス派の存在を世界に知らしめた
国際デザイン誌『ノイエ・グラーフィク』の発刊。
アスペン会議、世界デザイン会議・東京など、世界各国で行った講演活動。
学科長を務めたチューリッヒ応用美術学校や、
ウルム造形大学、大阪芸術大学など、世界各国での教育活動。

その〈実作〉〈著作〉〈教育〉にわたる業績の数々によって、
ミューラー?ブロックマンは、第2次世界大戦後において、
グラフィックデザインの方向性を指し示す歴史的役割を果たした。
本書では、ミューラー?ブロックマンが、
動乱の20世紀において、何をデザインの主眼としたのか、
どのようにデザイナーという職業に向き合っていたのかが語られる。

また、デザイン史家の佐賀一郎(多摩美術大学)による解題、
「美学としてのグリッドシステム」では、ミューラー?ブロックマンが
デザイナーとして社会と結んだ関係を、俯瞰したデザイン史のもとに考察。
『グリッドシステム』の概要、技術解説をふまえつつ、
背景にある理念と表現を一致させようとした、
ミューラー?ブロックマンの美学をひも解く。
これまであまり知られていなかった妻である芸術家吉川静子と、
たびたび訪れていた日本との密接な関わりにも言及している。

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