元禄お犬姫

元禄お犬姫

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出版社
中央公論新社
著者名
諸田玲子
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2018年5月
判型
B6
ISBN
9784120050831

徳川綱吉が発した「生類憐れみの令」のもと、野犬も「お犬様」と呼ばれた時代。中野で犬小屋支配の助役を勤める森橋家の娘・知世は、祖父、母、弟とともに小石川の剣術稽古場・堀内家の離れに移り住む。彼女は、二十一歳の嫁き遅れの身だが、どんな犬でもたちどころに手懐けてしまうことから「お犬姫」と呼ばれている。年の瀬も迫った頃、近所の牛天神を詣でた知世は、足を痛めて身を潜めていた香苗という女性と出会う。そこに現れたのは浪人者・河合真之介。知世は真之介の手を借りて、香苗を助け出すが……。
『婦人公論』好評連載、待望の書籍化。

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