手鑑

手鑑

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出版社
ふらんす堂
著者名
なかでみちこ
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2018年5月
判型
四六判
ISBN
9784781410562

◆第一句集

手鑑の紀貫之を筆はじめ



みちこさんの貫之の筆跡を臨書する姿勢が清々しい。ぼくは句集名を「手鑑」がいいのではないかと著者に呈示した次第。

俳句という文芸は先師の精神を受け継ぐものと思う故にぼくは「手鑑」がなかでみちこの俳句に適うと思ったのである。

(序より・鈴木しげを)



◆自選十句

買初や一刀彫の奈良人形

手鑑の紀貫之を筆はじめ

口紅を差して雛を飾りけり

紙ばかり買うてゐるなり養花天

白薔薇の麥丘人忌修しけり

サンドレス身体泳いでゐるやうな

印泥を練りてゐるなり文化の日

モード誌の膝に重たき夜寒かな

波郷忌の暮れゆく波郷墓前かな

聞香の刻賜りし師走かな

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