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日本国憲法が公布されてまもなく、美濃部は、「(新憲法の)趣旨を完全に実現せしむるためには、全国民の努力が必要であり、而してそれには憲法に関する建全な知識を一般に普及することが、当然の前提とならねばならぬ。」(「序」より)として平易簡明な逐条解説を法律時報に連載し(1946~47年〔18巻11号~19巻2号〕)、続いて『新憲法逐条解説』としてまとめた(1947(昭和22)年7月刊行)。
本書は、美濃部の死後、刊行から9年の1956(昭和31)年、東京帝大の弟子である宮澤俊義により増補されたものである(増補部分はすべて「*」が付されている)。
旧憲法と対比させながらの記述も多く、2つの憲法の時代を生きた著者の思考を知ることができるのも貴重である。
また、平易ながら鍛え上げられた文体は非常に読みやすい。
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