太陽肛門

太陽肛門

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出版社
景文館書店
著者名
ジョルジュ・バタイユ , 酒井健
価格
572円(本体520円+税)
発行年月
2018年5月
判型
B6
ISBN
9784907105075

バタイユ29歳、図書館司書
陽気で破廉恥に生きたい、「病的な人間」だった頃ー

内容
カトリック信仰を棄てたバタイユは、陽気で破廉恥に生きたいと願う。
ニーチェやベルクソンを経て笑いによる脱自を意識し、かけ離れた存在の間にもエロティックで豊かな生の交わりの可能性を模索する。
「ヒロシマの人々の物語」「魔法使いの弟子」と同様、バタイユのテクストをひとつにしぼって新しい訳と解題で紹介する一冊。

目次
太陽肛門 2-
訳者解題 22-
「輝くテクストの前夜にさまよう」
1 ある役者の話から
2 ゼロ度の理解から
3 世界と私の合作だというのに
4 近代社会の陰で
5 近代の暗部
6 バタイユの父親
7 中世の教会堂のなかで
8 運命から逃げる
9 シェストフの教示
10 この世界にあるのは解釈のみ
11 中世のパロディが教えるもの
12 太陽のパロディ
13 太陽を見ていた人
14 「イエスヴィオ山」から肛門の光輪へ
15 合一の不可能性が生む豊穣

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冒頭
「太陽肛門」
 世界が純粋にパロディであるのは明白なことだ。つまり人が目
にする事物はどれも他の事物のパロディなのである。………… 

「訳者解題」
1. ある役者の話から
 いきなり下の話で恐縮だが、30年以上も前にラジオで聞いた
役者の言葉が心に残っているので取り上げてみたい。
 伊東四朗という喜劇役者が修行時代のことを振り返ったとき
に紹介した師匠の言葉である。
 下町の演芸場に出るのがやっとといった喜劇の一座に入りた
てのころ、座長でもある彼の師匠は、若い彼に、ことあるごと
に目を真ん丸にしてこう説教した。…………

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