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日本植民地統治で青年期まで過ごした台湾先住民の「暴力の記憶」想起と史料の批判的検討から、帝国日本のコロニアリズムが植民された人々のみならず植民側の歴史認識にも影響を与えてきたことを明らかにする。日本人と台湾高地先住民のコロニアルな出会いの歴史経験を民族誌として詳細に記述し、社会を構成する力と生きる力をコンタクト・ゾーンの現場から問い直すことで、脱植民運動に「日本人」が参画していく道を切り開く。
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