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「有名な科学者といえば?」――エジソン、アインシュタイン、ダヴィンチ、ニュートン……。数ある人物のなかで、女性の名前が挙がるのは「キュリー夫人」くらいではないでしょうか。
しかし、こんにち私たちが当たり前のように知っている科学的理論や発見、発明の裏では、実は多くの女性科学者が活躍していたのです。
例えば、世界で初めて魚竜や首長竜の完全な頭蓋骨を発掘したのは、化石ハンターの少女メアリー・アニングでした。
リリアン・ギルブレスの人間工学的なレイアウトは、現代の多くのシステムキッチンや労働空間のデザインに採用されています。
コンピュータがまだ一般的でなかった時代、人種や性別による差別にも負けず、人類を宇宙へ送るNASAの宇宙計画を成功に導いたのは、キャサリン・ジョンソンの計算力でした。
またヴェラ・ルービンは、銀河系が回転していることを発見し、宇宙を満たしているという「暗黒物質(ダーク・マター)」の存在を仮定しました。
そのほか、XY染色体を発見したのも、その末端にテロメアをがあることも、DNAのらせん構造を証明する決定的な写真を撮影したのも、みな女性の科学者でした。
本書は、科学・技術・工学・数学(STEM)の分野で世界を変えるような素晴らしい業績を残しながら、これまで歴史の陰に隠れがちだった女性科学者50人にスポットをあて、その驚くべき研究成果やバイタリティあふれる人生の一部を、チャーミングなイラストとともに紹介します。
愛らしいイラストを手がけたのは、アメリカの新進気鋭のイラストレーター、レイチェル・イグノトフスキー。厳しいサイエンスの世界をひた走るヒロインたちを、その業績だけでなく、人間的な魅力を引き出しながら描き上げています。
ここに登場する50人はみな、女性が教育を受けたり、男性に混じって仕事をすることすら制限されていた時代にも、常識を打ち破り、差別や困難と闘い、世紀の大発見や研究をなしとげた人たちです。
周囲から「だめだ」と言われても「できるものなら止めてみなさい」とばかりに諦めなかった女性科学者の姿は、若きリケジョのみならず、壁に立ち向かいひたむきに夢を追うすべての人の背中を押してくれるはずです。
<本書の見どころ>
●古代から現代まで、世界を変えるような偉業をなしとげたトップクラスの女性科学者50人(+α)を紹介
●研究成果からプライベートな一面まで、トリビアもたっぷり。魅力あふれる女性科学者の人生の物語を簡潔に学べます
●アメリカ出身の若手女性イラストレーターによる可愛いイラストが満載。ビジュアルブックとしても楽しめます
●研究室の道具一覧や科学単語集、科学年表など、楽しいコラムも収録
●原則として小学5年生以上で習う漢字にルビつき。若い科学者のたまごを応援します
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