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●違憲審査をめぐるアメリカ憲法判例の動向を一望する
憲法をめぐる訴訟において裁判所の違憲/合憲判断の基準となる「違憲審査基準」。法曹実務と学説をつなぐ法科大学院制度の開始以来、違憲審査基準論は近年の憲法学界において最も重要なテーマのひとつになっています。
そこで本書は、その母国であると言っても過言ではないアメリカにおける判例法理を各基準ごとに分析・整理して現在の水準を示し、もって今後の日本憲法学、ひいては憲法訴訟への示唆を探究。わが国において憲法訴訟の活性化が期待されるいま、憲法にかかわるすべての研究者・実務家にとって必読の一冊です。
【主要目次】
違憲審査基準の動態――二重の基準と行政国家の邂逅、そして相剋〔大沢秀介〕
厳格な基準――その形成過程へと至る「物語」の素描〔尾形 健〕
合理性の基準――その源流と、遙かなる〈res publica〉〔山本龍彦〕
比較衡量論――憲法上の権利の理解の深化に向けて〔川岸令和〕
パブリック・フォーラム――21世紀と「パブリック・フォーラム」の法理〔紙谷雅子〕
信教の自由――アメリカにおける展開とわが国への示唆〔安西文雄〕
立法裁量――その有無の問題と広狭の問題〔藤井樹也〕
動機審査――憲法事実審査の可能性〔大林啓吾〕
刑事手続――憲法学的検討の序として〔君塚正臣〕
主張適格――憲法上の争点を提起する当事者適格〔渋谷秀樹〕
司法積極主義――その多面性および憲法理論との連関〔会沢 恒〕
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