国体論

集英社新書

国体論

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出版社
集英社
著者名
白井聡
価格
1,034円(本体940円+税)
発行年月
2018年4月
判型
新書
ISBN
9784087210286

いかにすれば日本は、自立した国、主体的に生きる国になりうるのか?鍵を握るのは、天皇とアメリカ――。誰も書かなかった、日本の深層!
【各界の識者が絶賛!】
■水野和夫氏(経済学者・法政大学教授)

『永続敗戦論』を凌駕する、緻密な分析、大胆な結論。平成最後の名著。


■内田樹氏(思想家・神戸女学院大学名誉教授)

菊と星条旗の嵌入という絶望から、希望を生みだす知性に感嘆。爽快な論考!


■島薗進氏(宗教学者・東京大学名誉教授)

鋭利な分析軸で切り拓かれた「国体論」の新地平! 対米従属からこそ見える近代日本の深層がここに。


■保阪正康氏(ノンフィクション作家)

「戦後の国体」という、斬新な視点に唸った。現代の危機の本質を明確にする、優れた一冊。


【おもな内容】

自発的な対米従属を、戦後七〇年あまり続ける、不思議の国・日本。この呪縛の謎を解くカギは、「国体」にあった! 「戦前の国体=天皇」から「戦後の国体=アメリカ」へ。気鋭の政治学者が、この国の深層を切り裂き、未来への扉を開く!


●明治維新から敗戦。敗戦から現代へ。「国体」を知ると、この150年の歴史が全く違って見えてくる!

・なぜ、冷戦の終焉後に、対米従属の度合いを日本は深めてしまったのか。

・アメリカが、現代日本の「国体」に。その「まさか」の歴史的経緯とは?

・万世一系の天皇とその赤子(国民)で構成された「永遠の家族」=「戦前の国体」。

 明治維新の時点から、「国体」が抱えていた矛盾とは何か。

・「天皇崇敬」と「アメリカ崇拝」の相似性。

・支配されている現実すら、人々が否認してしまう「国体」の本質とは?


●歴史は二度、繰り返す。

・「国体」が、日本人の主体性をいつも骨抜きにしてしまう理由。

・日本経済の長期停滞、日本外交の失敗の連続。戦前の失敗に通じる、本質的な原因とは?

・「戦後の国体」から目をそらすと生じる、二度目の日本の悲劇。


【目次】

 序――なぜいま、「国体」なのか

年 表 反復する「国体」の歴史

第1章「お言葉」は何を語ったのか

第2章 国体は二度死ぬ

第3章 近代国家の建設と国体の誕生(戦前レジーム:形成期)

第4章 菊と星条旗の結合――「戦後の国体」の起源(戦後レジーム:形成期1)

第5章 国体護持の政治神学(戦後レジーム:形成期2)

第6章 「理想の時代」とその蹉跌(戦後レジーム:形成期3)

第7章 国体の不可視化から崩壊へ(戦前レジーム:相対的安定期~崩壊期)

第8章 「

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