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「働く」「育てる」
「人間らしく生きる」ってなんだろう?
山のふもとにたたずむ知的障害者施設「こころみ学園」。
1本のぶどうの老木が静かに語りだします。
知的障害を持つ子どもたちと先生が、ぶどう畑で起こした奇跡を――。
昭和44年、栃木県足利市に誕生した「こころみ学園」。当時、中学を卒業すると行き場を失っていた知的障害のある子どもたちのために、ひとりの教師が私財をなげうって山を購入し、子どもたちとともにぶどう畑を開墾したのがすべての始まりでした。以来、ここで暮らす知的障害者たちはお年寄りになっても、親しみと敬意をこめて「子どもたち」と呼ばれています。
大自然のなかで汗を流し、くたくたになるまで働いたあとの食事の美味しさ、休憩の心地よさ。
それを日々、心と体で味わうこと。
たとえ自分の名前が言えなくても、書けなくても。雨の日も風の日も、ただひたすら大切に育てた園生たちのぶどうが、人と人を、心と心をつないでいく――
障害があってもなくても、働くことで得られる喜びがある。
人として豊かに生きることの意味を考えさせられる1冊。
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