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近年、学校コミュニティでの死にまつわる事件や事故の多発に伴い、心のケアを必要とする事例が増加している。しかし、教育現場では、「死」の取り扱いに必ずしも慣れているわけではない。
本書は、僧侶でもある著者が、小・中学校や高校のスクールカウセラーとして、緊急支援、喪の作業、ひきこもりといった深刻な状況に向き合い、相談者の苦しみや悲しみに寄り添ってきた、7つの物語が描かれている。
死をタブー視しがちな学校の空気に風穴をあけるカウンセリングの本であり、同時にまた、仏教の入門書でもある。
「ときには、神秘的で、あやしげなことだって、相手は語り出す。死んだらどうなるんだろうとか、幽霊に悩まされているだとか、不思議な夢を見ただとか、そういう話もたくさん出てくる。そういう「心の現実」の奥底に垣間見える苦しみや傷つきの痕跡こそが、本当に大事なことなのである。相手の心の内奥からの叫びに耳を傾けて、じっと待つ。そうすると、不思議なことに、何かが動いてくる。何かがはたらいてきたときには、すでにその人の心は解きほぐされている。そして、成長している。自身を引き受けているのである。
こういうカウンセリングの見方を、私に教えてくれたのは、やはり仏教であった。」(あとがきより、抄出)
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