引揚小説三部作

引揚小説三部作

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
つかだま書房
著者名
後藤明生
価格
6,111円(本体5,555円+税)
発行年月
2018年4月
判型
A5
ISBN
9784908624049

「お母さん、いまわたしはどこにいるのでしょう? わたしが帰る場所はあるのでしょうか?」



 こんな時代だから知ってほしい――。

 敗戦後、植民地から引揚げてきた日本人たちの

 日本という国家や日本人に対する複雑な想いを。



日本の植民地だった朝鮮半島で「軍国少年」として育ち、敗戦のため生まれ故郷を追われ、その途上で祖母と父を亡くし、命がけで「38 度線」を超えて内地に引揚げてきた。しかし、敗戦から何年が経っても、心の奥底には「日本」という国家や「日本人」に対する違和感を抱え、自らを日本人でありながら「異邦人(エトランゼ)」のように感じていた――。そんな引揚者たちの「失われた故郷」での美しき想い出、ソ連侵攻による恐怖、国家に対する幻想と崩壊、そして、不条理に奪われた「アイデンティティ」を取り戻すための葛藤……。作者自身の引揚体験を描いた『夢かたり』『行き帰り』『?のような日常』の三作品を完全版で所収!



?作者自身の引揚体験を描いた三作品を完全版で所収

?巻末解説:山本貴光(文筆家・ゲーム作家)

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top