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1908年、中央アジア探検を終えたスウェン・ヘディンが初来日し、京都大学を訪れた。未知の地を踏査し数々の発見を成し遂げた「世界の大探検家」の到来は、学術探検の黎明期にあった日本にどのような影響を与えたか――。京都大学に残されたヘディンのスケッチと水彩画の模写60点を完全掲載し、1世紀前にヘディンが歩いたチベットの姿を描き出すとともに、当時の京都で繰り広げられた学術と芸術の多様な交流を明らかにする。
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