曽我量深に聞く宗教的要求の象徴・法蔵菩薩

曽我量深に聞く宗教的要求の象徴・法蔵菩薩

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出版社
大法輪閣
著者名
那須信孝
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2018年4月
判型
B6
ISBN
9784804682112


仏教学者・曽我量深が遺した厖大な論考を丹念に読み解き、唯識思想を基盤として真宗学を打ち立てた曽我の根本にある、法蔵菩薩と阿頼耶識の関係を詳しく考究する。
まずは『解深密経』に関する曽我量深の論述を解読し、阿頼耶識・末那識等の八識、三性、十地、仏身などを順に整理する。後半は『浄土論』をめぐる曽我の思索をもとに、浄土の荘厳や還相回向について考察する。終章では曽我の唯識思想に基づいて法蔵菩薩の物語に象徴される真実の宗教的要求の原理をまとめる。

《あとがき》より抜粋

数年前に『救済と自証』を上版いたしました。その後、毎月の「鸞深会」と名づけた勉強会において曽我量深先生の唯識観の基礎である『解深密経論』をはじめ唯識に関する諸論文を紐解き、「法蔵菩薩は阿頼耶識なり」との先生独自の唯識観の根源を求めて勉強会を続けて参りました。

そして、山口・静岡・四国など各地からお越しの三十名近くの僧俗の熱心な求道者の皆さんの熱意に励まされ、紆余曲折しながら纏めることが出来ました。
その間、長谷正常・京都大学名誉教授に常に出席頂いて示唆を頂き、また仏教学者であり信心の行者である最も畏敬する幡谷明・大谷大学名誉教授から泥中の華文ともいうべき「そえがき」をお書き頂き、感謝の極みであります。また志郎半ばで往生された無二の法友、小林光麿氏に答えることがでさればと念じて執筆いたしました。

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