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「OKバジ」こと垣見一雅さんは、24年前からネパール・ルンビニ州パルパ郡のドリマラ村に住み、周辺にある200以上の山村を、毎日毎日歩いて巡り、村人たちの話に耳を傾け、村人が本当に欲している、命にかかわる支援を続けています。
ドリマラ村は当時から、水道や電気、ガス、学校、病院、道路、かんがい用水などが十分になく、村人たちが自立するための資金や支えを必要としてきました。
この本は、そんなバジの24年にわたるとりくみを、日本で応援している約3000人・団体のひとつ「ネパール応援団 ブッダの目」のメンバーがまとめた、OKバジの活動の記録です。
1章では、バジがサチコールという村で、村人たちと一緒に水場を作りあげるまでを、絵ものがたりにしました。
2章では、バジがパルパの村人たちと一緒に、よりよい村にしていこうと奮闘してきた数々の支援を、写真や資料とともに紹介しています。
バジがつくりあげてきた草の根の支援のありかたは、ネパールの村と同じように、命にかかわる支援を必要としている国・地域で、共有できるのではないか。著者と製作チームはそのような思いで一致し、この本をつくりました。
子どもたちに読んでもらえるよう、わかりやすい内容、表現を心がけてつくりました。
世界が人々の暮らしがよりよくなるよう、ひとりでも多くの人が、とくに若い人々や子どもたちが、各自ができる国際支援活動に、関心を寄せてもらえるとうれしいです。
目次
はじめに
1章 絵ものがたり アマコパニ かあさんの水
2章 ネパール・レポート OKバジとパルパの人々
・ヒマラヤの厳しい自然と共存するネパール
・OKバジが活動する地域 パルパ郡の暮らし
・東京の高校教師から、パルパのOKバジに
・村人の命を守り、自立をうながす支援
・水は命の源 乾季も村で水が使えるように
・かんがい用水地の水で、野菜を育て魚を養殖
・村の発展を願い、学校を建て、教育を支援
・病院との連携を図り、ヘルスポストを設置
・米基金やマイクロファイナンスで自立支援
・支援を続け、いつしかパルパの村人になった
・バジに惚れて、バジの支援を支える人々
・バジはネパールと日本をつなぐパイプ
バジからのメッセージ 今思うこと
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