寛容とは何か

寛容とは何か

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出版社
工作舎
著者名
福島清紀
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2018年3月
判型
A5
ISBN
9784875024927

17世紀、カトリックとプロテスタントの宗教対立が続くイギリスで
「政教分離」を唱えたジョン・ロックから、ピエール・ベールの「他者」の視点、
ライプニッツの「新旧両教会合同」計画、ヴォルテールと「カラス事件」、
レッシングの『賢人ナータン』、マルクスによる「国家と宗教」、
そして日本における内村鑑三不敬事件、中野重治の「転向」まで、
著者は寛容思想の系譜を丹念に辿りながら、現代の我々に問いを投げかける。
様々な対立が生み出す不寛容が世界を引き裂こうとしている現代、
寛容(tolerance)は、果たして共存の原理たりうるのだろうか。
著者がライフワークとして取り組んだ、寛容思想研究の集大成の書。

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