政治を科学することは可能か

政治を科学することは可能か

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出版社
中央公論新社
著者名
河野勝
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2018年4月
判型
A5
ISBN
9784120050695

安倍内閣の支持率は、2015年の安保法制論争、2017年の森友・加計問題で大きく落ち込んだが、その後回復していく。
これは戦後の歴代内閣の、発足当初が最も高く、徐々に低迷していくというパターンからは大きくはずれる、異例の現象である。
なぜ安倍内閣の支持率は回復するのか。支持率の下落は保守層・リベラル層のどちらの離反によるものなのか。 あるいは一般に自明の事柄として語られる「復興支援の正しさ」の根拠とは何だろうか。災害とはどこまでが「不運」によるもので、どこからが「不正義」によるものだろうか。 
テレビなどでは印象論で語られることが多いこういった事象を、国際的に認められる水準の「科学としての政治学」で分析すると何が見えてくるか。これらのメカニズムの解明こそ、現代の日本政治を理解する上で、一つの重要な鍵を提供する、と著者は指摘する。 

世論調査に実験的要素を加えた「サーベイ実験」という新しい手法による近年の成果を中心に、さまざまな問題から民主主義の根幹に迫る本書は、「読んで面白い」最新政治学の入門書でもあり、政治学的に言えば「規範理論」と「経験的研究」とを架橋する画期的な試みでもある。

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