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御書物奉行の設置を契機に、徳川家の私文庫(プライベート・ライブラリー)から、国の統治機関たる幕府が維持・運営する国立図書館(ナショナル・ライブラリー)へと性格が変化した紅葉山文庫。その「御文庫」を守った役人たちの日記の記述から、近世の図書館運営と司書の働きの実態を明らかにする。
【目次】
第一部 御文庫と日記
はじめに 図書館とは
一 御文庫について
二 御書物奉行と日記
三 史料について
四 先行研究
第二部 日記を読む 〓図書館経営
一 組織
二 蔵書と施設
参考図書
あとがき
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