子どもの教育の原理

子どもの教育の原理

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出版社
萌文書林
著者名
古橋和夫
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2018年4月
判型
A5
ISBN
9784893472991

2017年3月告示の「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に対応! 新保育士養成課程(2019年4月スタート)の内容をふまえた最新「教育原理」テキスト!

幼稚園教育要領を例にとれば、環境を通して行う教育を基本として、①遊びや生活の中で、豊かな体験を通じて、何を感じたり、何に気付いたり、何が分かったり、何ができるようになったりする「知識・技能の基礎」、②遊びや生活の中で、気付いたこと、できるようになったことなども使いながら、どう考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力・判断力・表現力等の基礎」、③心情、意欲、態度が育つ中で、いかにより良い生活を営むかという「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力に整理されています。

さらに、自立心、協同性、思考力の芽生え、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現など、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を示しました。これらは、小学校教育との連続性を意識しながら、幼児教育の成果が小学校と共有されるように改善したものですが、これらを規定した幼稚園教育要領は、幼児教育の現場に大きな影響を与えていくことでしょう。また、2020年施行の小学校学習指導要領、2021年施行の中学校学習指導要領も同様です。

教育を学び教職を目指す人は、当然のことですが、私たちのまわりで進む教育の改革に関心をもち、考えを深めていくことが必要です。教職に関する専門性を高め、主体的に学び続ける教師が求められています。言い換えれば、園児、児童、生徒に求められている資質・能力と同様に、何を知っているか、何ができるかという知識・技能だけでなく、知っていることをどう使うかという思考力・判断力・表現力、さらに学びに向かう力、豊かな人間性が求められています。この『子どもの教育の原理』を学ぶことが、現代の教育動向を知り、自分を高める第一歩となることを願います。
(本書「まえがき」を要約)

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