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最盛期のローマ帝国にあって、ひたすら「いかに生きるべきか」を自らに問い続けた異色の皇帝マルクス・アウレリウス。
ストア派の哲学に傾倒し、「哲人皇帝」とも呼ばれた賢帝の著作『自省録』の言葉を、
現代の問題意識に合わせてテーマ別にまとめたのが本書である。
自分の力ではどうにもならない問題に振り回されず、心静かに生きること――。
それが、マルクス・アウレリウスが追い求めた境地だった。
他人の卑劣な行為にどう対処すればいいのか。
満たされない自分の心とどう向き合うか。
そして、いつか必ずやってくる死をどう迎えればいいのか。
巨大な帝国を統治するかたわら、ひたすら自己の内面と対話して生きた皇帝の言葉には、
今この時をより良く生きるためのヒントがあふれている。
読む者の心に希望の灯をともす一冊。
*『自分の人生に出会うための言葉―ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの人生訓』改題
<目次より>
はじめに
第Ⅰ部 ローマ皇帝マルクスからのメッセージ
地球の未来は、私たちの手にかかっている
ローマ市民を幸福に導いた皇帝
避けがたい苦悩と絶望に向き合う
二千年前に生まれた生き方の哲学
「われわれの唯一の仕事は、自分自身を治すこと」
ローマ皇帝も民衆も、不安の中を生きていた
世界中の哲学は、紀元前五世紀に誕生した
真に追い求める価値があるものは、ただ一つ
自分自身の力ではどうにもならないことを、どうするか
心の平安と安らぎをつかむ鍵とは、何か
第Ⅱ部 折れない心をつくるためのマルクスの言葉
第1章今日も嫌な人の出会うだろう、だが
――生きる意味を求めて
第2章どれだけの歳月を、君は先延ばしにしてきたのか
――自己を高める
第3章君は、自分のことを知らなすぎる
――内なる魂
第4章心にも、深呼吸させなさい
――宇宙の心
第5章その時が来たら、満足して舞台を降りなさい
――死を考える
第6章どうして、変化を恐れるのか
――万物は流転する
第7章すべては目的があって、存在している
――自然に従う
第8章人生に耐えられないようなことは、決して起こらない
――乱世を生きる
おわりに 私たちの生活を建て直すための知恵
危機の時代を生き抜くためのレッスン――訳者解説
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