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「創作者の意図」から見えてくる、古代史ミステリーの真相!
國學院大學古事記学センターでは、神道学・日本史・日本文学など多分野の研究者たちが学際的・国際的な視点から独自の「古事記学」の構築を目指して共同研究を行っています。
本書はその成果の1つとして、『古事記』をめぐる謎30を取り上げ、今までにない新しい解釈に挑む野心作です。
『古事記』の読者は誰だったのか、為政者は読者にどのような効果を与えたかったのか、スキャンダラスな事件の真相は――等々。
創作者の意図に寄り添って読み解くことで、史実だけではなく、創作だけでもない、歴史ミステリーの知られざる裏側が見えてきます。
【主要目次】
『古事記』上巻の謎
古事記は誰が読んだのか/天地はどのようにしてできあがったのか/「ヒルコ」とは何か/黄泉国はどこにあるのか/須佐之男命は悪神か、善神か/天石屋籠り神話の意味するものは何か/八俣大蛇の正体とは/大国主神にはなぜ名前がたくさんあるのか/国譲りはどのようになされたのか/降臨神はなぜ交替するのか/邇々芸命はどこに降ったのか/天神御子の命に限りが生じたのはなぜか/異類婚姻譚の持つ意味合いは何か
『古事記』中巻の謎
神武天皇はなぜ東を目指すのか/叛乱物語を描く意図は何か/崇神天皇はなぜ「ハツクニシラス」天皇なのか/サホビメはなぜサホビコに従ったのか/本牟智和気御子はなぜ口が利けないのか/倭建命とは何者か/弟橘比売命はなぜ海に沈むのか/倭建命はなぜ即位できないのか/応神天皇は神の子か/中巻末の記事の意味するものは何か
『古事記』下巻の謎
石之日売命はなぜ嫉妬するのか/同母兄妹婚は本当にあったのか/目弱王は本当に七歳だったのか/暴虐の御子大長谷王はなぜ即位できたのか/雄略天皇はなぜ猪から逃げたのか/意祁・袁祁兄弟はなぜ譲り合うのか/顕宗・仁賢天皇以後はなぜ物語を記さないのか
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