天文学史
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科学史の諸領域にわたり独自の史観を打ち立て、独創的な研究を生み出すと共に科学史を一つの学問分野として確立した藪内清(1906-2000)。単行本未収録の論文、入手困難な著作を中心に多岐にわたる氏の業績を編む。各巻解題・月報付。
第二回配本第3巻は『天文学史Ⅰ』。おもに東アジアの天文学史に関する著作・論文を収録。解題担当は橋本敬造(元関西大学教授)
【目次】
第一編 総論
東洋天文学史
中国・朝鮮・日本・印度の星座
第二編 中国
中国の天文学
飯島博士の「礼記月令天文攷を読む」について
法顕伝歳在考
唐僧一行について
近世中国に伝えられた西洋天文学
中国天文学の発達とその限界
中国の宇宙構造論
第三編 日本および諸地域
紀元について
星宿の同定
乾坤辨説と暦象新書の原本
西洋天文学の影響
江戸時代における仏説天文学の提唱
南方諸地域の暦法
フィリピンの祝祭日
解題(橋本敬造)
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