勝海舟歴史を動かす交渉力

勝海舟歴史を動かす交渉力

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出版社
草思社
著者名
山岡淳一郎
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2018年3月
判型
B6
ISBN
9784794223142

歴史を振り返れば、壮大な構想と臨機応変な智略で交渉を重ねた人物がいた。
勝海舟である。
ペリーの黒船が来航し、驚天動地の騒ぎのさなか、蘭学者・兵学者の勝は冷静に先を見通した。尊攘倒幕の志士にも、佐幕派の浪士にもならず、動乱のなかに国家統一の構想を固め、自らの使命を求めて動く。
有力な幕臣となった勝は、複雑で重い運命を背負い、薩摩の西郷隆盛との大交渉劇「江戸開城」を演じる。「公」は「私」を超えるという信念のもとに交渉を進め、江戸は焼かれず、近代国家の首都、東京に継承された。勝は倒されるべき旧い国家を担い、その幕引きを行った。
そして、明治維新へ。勝は、新政府の高官を辞し、政治の表舞台を去っても、日清戦争、十九世紀末まで、対話者の背後に流れる時勢と向き合い続けた。
海舟が交渉した相手とは、歴史そのものであった。

<目次>
序章 濱御殿の焚火
第一章 砲艦外交
第二章 咸臨丸
第三章 薩長同盟
第四章 江戸開城
第五章 非戦
勝家系譜図
勝海舟略年譜

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