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フランツ・シューベルトは、《即興曲》を全部で8曲残しているが、本曲集の《即興曲》(作品90)は、その最初のシリーズにあたる。全4曲からなり、1827年の半ば頃に書かれたと推測されている。「即興曲」というタイトルにかんして、「とっさの思い付きで作られた」即興的な性質は、はっきりとした構造をもつシューベルトの即興曲には当てはまらない。「作品90の第2~4番では、いずれも建築学的にはっきりとした構造が支配し、最後にコーダがつく場合もある」(「序言」より)。編纂にあたり、本版ではシューベルトの自筆譜を主要資料としている。諸資料による違いの詳細は、巻末の「批判的注解」に示されている。「演奏のためのヒント」では、アーティキュレーションや強弱、付点リズムやペダルなどについて言及しているため、実際の演奏に役立つであろう。
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