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小説家と映画の終わらない「情事」――
文学史と映画史を交差させながら、シネフィルで映画批評家だった小説家の創造の軌跡をよみがえらせる。
『スタンブール特急』『ブライトン・ロック』『第三の男』『情事の終わり』――映画批評家としても活躍した小説家グレアム・グリーン(1904-1991)の映画的側面に光をあて、ヒッチコック、チャップリン、ルネ・クレール、フリッツ・ラングなど、同時代の映画作家とのかかわりからグリーンを〈遅れてきたモダニスト〉として捉えなおす。
文学と映画の橋渡しをする、野心的試み。
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