取り寄せ不可
『四季』で知られる作曲家ヴィヴァルディは、晩年、多額の借金を抱えたまま、旅先で死亡した。残された家族は債権者に追われ、兄の遺品を処分、以来200年近く闇に消えていた自筆楽譜だったが、1920年代にトリノの図書館長はある神父から買い取りを持ちかけられる。しかし、それは全体の二分の一でしかなかった。数奇な運命をたどった楽譜の謎を綿密な調査研究によって明らかにした、ミステリにも似た読み応え十分の傑作ノンフィクション・ノベル!
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