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東海地方の仏像は質も数も圧倒的!
仏像というと、京都や奈良、鎌倉といったイメージがありますが、
じつは東海エリアも仏像大国。
寺院数全国一位の愛知、
十一面観音菩薩を本地仏とする白山信仰が盛んな岐阜、
神仏習合の仏像が大充実の三重──
東海地方の仏像は、質も数も圧倒的にすばらしいのです!
仏像イラストレーター田中ひろみ氏がご案内!
仏像初心者の方も、仏像がお好きな方にも楽しんでいただけるよう、
イラストとエッセイでわかりやすく解説。
仏像の基礎知識も付いていますので、お出かけ前に読んでいただけると、
仏像の魅力をもっと実感できるはず。
これからの時期、本書を片手にぜひ東海地方へ。
★愛知・岐阜・三重55寺107体の仏像を紹介
★都の仏師の均整のとれた仏像が数多く残る愛知
★十一面観音菩薩を本地仏とする白山信仰が盛んな岐阜
★伊勢神宮、熊野古道があるため神仏習合の仏像が多い三重
知る人ぞ知る、美しい仏像にであうことができる東海地方へ是非
――「はじめに」より
私は、これまで約60冊の本を出してきました。そのうち仏像関係の本は、10数冊にものぼります。また、多くの仏像の講演会や講座、ツアーも行ってきました。そのご縁で、中日文化センターの愛知県の栄(名古屋)と岐阜県の大垣、三重県の四日市で「仏像大好き!」という仏像の味方の講座を月1回持つようになり、いままでご縁が少なかった東海地方が、急に身近な存在になったのです。
中日文化センターの講師の仕事で東海地方を訪れるたびに、多くの仏像を拝観して歩いたところ、いままで知らなかったすばらしい仏像が、こんなにたくさんあることに驚きました。そして、どんどん東海地方に魅了されていきました。
「中日新聞プラス 達人に訊け!」でも「田中ひろみの仏像大好き!」という連載が2013年に始まり、それまで以上に東海地方の仏像を拝観して歩くようになったのです。
古い仏像といえば、奈良や京都をすぐに思い浮かべてしまいますが、実は東海地方にも古い仏像がたくさんあります。また、造形的に優れている仏像もたくさんあるのです。
そのことを、多くの方に知ってほしくて、この本を書きました。ぜひ、この本を読んで、東海地方の仏像のすばらしさを堪能してください。
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