自叙の迷宮

自叙の迷宮

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出版社
水声社
著者名
中村唯史 , 大平陽一 , 三浦清美
価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2018年2月
判型
A5
ISBN
9784801003217

ロシア文化における自叙はロマン主義の時代に興隆し、続くリアリズムの時代には減退した。しかし19世紀末、いわゆる「銀の時代」の始まりとともに、再び事実性への志向が強まり、創作の手法としての自叙や、作家の伝記への関心が高まりを見せるようになる。
現在と過去の錯綜の中に生起し、虚実入り混じる多様な〈自叙〉の実相を、革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化の中に追う。

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