ソクラテスの妻

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ソクラテスの妻

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出版社
小学館
著者名
佐藤愛子(作家)
価格
715円(本体650円+税)
発行年月
2018年3月
判型
B6
ISBN
9784093523325

夫婦の微妙な機微を描いた初期の意欲作3編

ミリオンセラーとなった『九十歳。何がめでたい』で現在も注目を集め続ける作家、佐藤愛子初期の「ソクラテスの妻」は1963年度の芥川賞候補になった秀作。

これは著者自身がモデルとされた作品で、浮世離れした夫の行状に手を焼く妻の苦労が描かれる。そして、「二人の女」もまた芥川賞候補となり、親友をモデルにした「加納大尉夫人」は1964年度の直木賞候補となった。

いずれもユーモアと深いペーソスに彩られた、色あせることのない珠玉の一冊となっている。

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