幕末の女医楠本イネ

幕末の女医楠本イネ

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出版社
現代書館
著者名
宇神幸男
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2018年3月
判型
B6
ISBN
9784768458242

幕末から明治にかけて生きた一人の女性「楠本イネ」。父はシーボルト、母は長崎の「たき」。様々な苦難を超えて父と同じ医師になった。「オランダおいね」として巷間知れ渡っているが、これらの話は吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』からの引用・孫引きが多い。この書は優れた小説ではあるものの、実像とはあまりにもかけ離れている。筆者は、楠本イネ(と娘高子)の実像を再現すべく、最新のものも含めて既出の史・資料、文献・図書を検証し、新史料も発掘し本書は書かれた。「イネと高子のの生涯が劇的であることは、ある程度は想像していたが、その生涯の波瀾万丈、その生涯の悲痛なことは想像をはるかに超えていた」と著者も述べているが、宇和島在住だからこそ発見できた諸史料を駆使して、新しいイネ像が完成した。新発見写真・地図など多数。今後イネは本書を基にしてしか語れないであろう。

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