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恋愛、家族愛、祖国愛──
18世紀の啓蒙時代、近代化の中で孤立した人々が求めたのは、
宗教でもナショナリズムでもなく「愛」だった。
宗教的な枠組みがゆらぎ、近代化の中で孤立した「わたし」を
「人間的なもの」につなぎとめ、理想主義的な自己像の支えとなった愛は、
国民意識の形成過程にどのように組み込まれたのか。
「愛の時代」からナショナリズムの時代への移行はどのようなものだったのか。
ドイツ語圏の啓蒙時代を新しく「愛の時代」ととらえ、
レンツ(1751-92)とシラー(1759-1805)のテクストを
中心に「愛の時代」に生まれたさまざまな言説を分析。
市民知識層のアイデンティティ形成の主軸が
「道徳」から「ナショナリズム」へ変化した過程を
批判的に再構築する。
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