壊憲と追従

壊憲と追従

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出版社
彩流社
著者名
工藤寛治
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2018年3月
判型
B6
ISBN
9784779124464

いまこそ、国民の行く末を考え、日本が抱える

基本的な問題群を検討したい。



政治家の発する政策は、抽象的で口当たりのいい言葉を

並べるだけで、国のありようを前提とした具体的な提言が

ない。

国政の基本である憲法については、尊重する姿勢はなく、

恣意的な解釈で違法な既成事実を積み重ね、

まだ壊憲を進めようとする勢力と、

既成事実はそのままにして、条項の文言を護るだけにしか

見えない護憲勢力があり、

一向に論議がかみ合わない。

そして、どんどん立憲国家から遠くなっていく。

外交は、まだ占領されているかのようなアメリカ一辺倒である。

時には声高に対外向けメッセージを発するが、

アメリカの主張のコピーだ。



日本人、とりわけ忠君愛国を強制しようとする人々は

新興国アメリカに追随するのが

伝統ある美しい国に相応しくないとは

考えないのだろうか。

以前、100年の大計という言葉をよく聞いたが、

近頃は10年先を考えたとも思えない、場当たりで人気取りの

政策らしきものが政治家から出てくるだけだ。

それでも有権者から支持されるのだから文句は言えないのか。

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