取り寄せ不可
ストレス過多の現代人が、どうすればラクになれるかを、
主人公の「僕」と「和尚」との対話をとおして、描きだしていきます。
著者は、「仏教を宗教として語らない」独自のスタンスで活動する草薙龍瞬氏。
『反応しない練習』がベストセラーになるなど、
その実用的で合理的な語り口には定評がありますが、
今回は、物語=小説として書きあげたことが最大の特色です。ら
「アタマで考えるのではなく、主人公と一緒に体験してほしい。
うまくいかないことは日常茶飯事。そんな場面で、どう向き合うか。
リアルな場面描写をとおして、仏教的な生き方が、いっそうリアルに理解できると思います」と著者。
物語は、春夏秋冬をとおして進んでいきます。
主人公は、人生の迷いとストレスを抱え込む三十代の青年。
毎朝多摩川をこえて都内通勤しつつ、週末には「里」で仏教を学び、瞑想します。
その日常風景や、和尚とのやりとりが、リアルに描かれていることで、映画を観るように読み進めることができます。
ブッダの合理的な考え方や、瞑想の方法など、具体的なノウハウが
ワク囲みでまとめられている点も、親切で実用的。
カバー帯の下には春の花、章扉には季節ごとのモチーフが添えられているなど、随所にあたたかさがただよう装丁になっています。
ストレス・怒りで疲弊している人、
会社の上司・同僚との人間関係がうまくいかない人、
異性との関わり方がわからない人、
親へのわだかまりが消えない人、
スマホ・ネットに振り回されているように感じる人、
この先なにを喜びに生きていけばいいか分からない人は、
明快な答えと希望が見つかるはず。
「さあ、人生はこれからだ」と思えてくる一冊です。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。