近代日本仏教は欧米の異文化といかに向き合ったのか――
19世紀後半、欧米で仏教が注目に集まり、神智学協会のオルコットが著わした仏教書までもが刊行されていた。
同時期、廃仏毀釈の衝撃から立ち直りの兆しを見せ始めていた日本仏教は、その事実に刺激を受け、自身の教義を海外へ説明すべく、英文による仏教書(仏教英書)を刊行し、積極的な海外への文書伝道活動を行った。
本書では、以上のような経緯から刊行された仏教英書のうち、真宗教団とその周辺の関係者らによって先駆的に刊行された4点の復刻と解説を収録。近年注目を集める近代仏教が有した国際ネットワーク解明の手がかりとなり得る貴重資料を提供する。
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