血圧サージに殺されない50の方法

血圧サージに殺されない50の方法

取り寄せ不可

出版社
自由国民社
著者名
島田和幸
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2018年2月
判型
B6
ISBN
9784426123956

【脳卒中・心筋梗塞を防ぐ生活習慣】



【本書「プロローグ」より抜粋】



2017年10月29日にNHKスペシャル「〝血圧サージ〟が危ない」が放送されたことで、いま「血圧サージ」というワードが話題になっているようです。

その後、週刊文春や健康実用の月刊誌「わかさ」などでも早速特集されているようですから、大きな反響があったのでしょう。(中略)



「私も血圧サージなのではないだろうか……」



NHKスペシャルによって、「血圧サージ」という言葉が拡散された結果、そう不安に感じている人も増えたと思います。

番組では、国内の1000~1800万人もの人が現在その危険にさらされており、さらに健康診断などの検診においては正常な血圧の人であっても、そのうち900万人に当たる人が血圧サージを抱えているという調査結果もあると紹介されていました。

NHKの放送において、このようなデータとともに大々的に取り上げられれば、「自分も血圧サージなのでは?」という不安に陥ってしまう人が増えても仕方のないことかもしれません。



しかし、心配や不安も度が過ぎては、かえって高血圧を進行させる新たなファクターとなってしまうので、みなさんにはぜひ冷静に、落ち着いて、これからこの本で私がお話しする解説を聞いていただきたいと思います。

もちろん、NHKスペシャルが血圧サージという現象を取り上げたことによって、心筋梗塞や脳卒中の危険を回避する方法のひとつが世に出たことはよろこばしいことです。

しかし、そもそも血圧は私たちの生活リズムに合わせて、1日24時間の中で変動するものですから、ときに急な変動をするタイミングがあることは、むしろ自然な生理現象の結果でもあります。



NHKが血圧サージという現象を取り上げることで、心筋梗塞や脳卒中などの危険を回避する方法のひとつを知らしめたことには意味があると思います。

しかし、突然死を引き起こす恐ろしい血管病の原因となるのは、血圧サージだけでなく、少なくともモーニング・サージと呼ばれる、午前中に集中する複数の危険なファクターも深く関係している点を見逃すわけにはいきません。

本書では、みなさんの関心事である血圧サージだけでなく、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすあらゆるファクターについてもわかりやすく解説して、それを予防・改善するメソッドを紹介します。



新小山市民病院 理事長・病院長 島田和幸


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