決断のとき

集英社新書

決断のとき

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出版社
集英社
著者名
小泉純一郎 , 常井健一
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2018年2月
判型
新書
ISBN
9784087210194

変人総理、聖域なき「初」回想録!小泉純一郎は政界引退後、原発ゼロを強く訴え、

東日本大震災の救援活動後に原因不明の病に伏した元アメリカ兵のために「トモダチ作戦被害者支援基金」を設立した。

政治の表舞台から身を引いたはずなのに、なぜそんな活動をつづけるのか──。「変人」と呼ばれた元総理が36年7か月の政治遍歴を辿りつつ、とことん自問自答した。若き日の挫折、「雑巾がけ」の毎日、師匠や盟友との出会いと別れ、角福戦争の裏側、連戦連敗の教訓、総理の座から見えた景色、抵抗勢力との暗闘、忘れられない外交場面、そして家族、未来……「決断のとき」に小泉純一郎が貫いてきたものとは。喜寿を前にして世に問う、初の回想録。
<目次>

序章 ルポ・「涙」のアメリカ訪問記  常井健一


第一章 仁  小泉純一郎

即断即決/サンディエゴで見聞きしたこと/外務省の言い分/イラク戦争「支持」の背景/基金設立/原発の賛否を超えて/経済界の反応/アメリカでも原発ゼロ/環境派は強い/「愛している」なんて言えない/アメリカという国/うれしい誤算/農業改革と原発ゼロ/涙のワケ/三億円を突破した「感謝」


第二章 義  小泉純一郎

義侠心/現実を直視すること/拉致問題と国交正常化/苦手だった金集め/「福田直系」だから/人生いろいろ/わが書生時代/太っ腹の社長さん/敗北の翌朝/「全治三年」/脱派閥で組閣人事/信無くば立たず/カトカン先生/族議員の力/アメリカの言いなり?/「福祉切り捨て」だったのか/議員特権なんていらない/竹中さんと官邸主導/親友・大野剛義/敵は数多なりとも/友が敵になるとき/イギリスで学んだこと/干からびたチーズ/酒は二合まで/中曽根親子との因縁


第三章 礼  小泉純一郎

小選挙区制に反発/YKKの時代/日本一選挙に強い男/新党の宿命/まさかの自社連立/派閥の内紛/最も国対に相応しくない男/消費税国会の舞台裏/昭和の終わりと平成のはじまり/小沢幹事長と全国行脚/参院選の年になにかが起こる/総理は孤独ではない/「政冷経熱」の真相/


第四章 智  小泉純一郎

ぶら下がりの極意/オヤジの血/引き際の美学/ライオンの晩節/又次郎との思い出/城ヶ島の結束力/本当の母親/こだわりの葬送曲/私の子育て論/野菜八割生活/医食同源/酒だけはやめられない/省事に如かず


終章 「信」を問う  常井健一


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