イオマンテ

北の大地の物語

イオマンテ

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出版社
ロクリン社
著者名
寮美千子 , 小林敏也
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2018年2月
判型
B5
ISBN
9784907542566

先住民族アイヌの深い知恵に学ぶ、命と魂の物語。



わたしは、だれかの命をもらって生きている、生かされている。

そう気づいたとき、人はもっとやさしくなれる。

他者にも、大地にも、自分自身にも──。

先住民族アイヌの深い知恵に学ぶ、命と魂の物語。



お父さんが狩りから帰ってくると、ふところには小さな子熊がいた──。

男の子は、子熊と一緒に食事をし、相撲を取り、川で遊び家族のように暮らした。

子熊が大きくなってきたある日、お父さんが言った。

「そろそろ、この子をカムイの国へ送ってさしあげよう」





子熊を数年育てた後に屠殺する儀式「イオマンテ」。

そこには自然に対する感謝や畏敬の念が強くこめられています。

アイヌが長年大切にしてきた知恵に学ぶ、命にまつわる物語です。



※本書は2003年にパロル舎より刊行された『イオマンテ』を一部加筆修正し、新装にしたものです。

※2020年よりアイヌ文化は小中学校の学習項目になります。

※北海道白老町にアイヌ文化復興等のナショナルセンター、ウポポイ(民族共生象徴空間)がオープンします。

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