帰一協会の挑戦と渋沢栄一
本書では、渋沢栄一、成瀬仁蔵、姉崎正治などの経済人、知識人が集い、結成した帰一協会について取り上げる。第一次世界大戦前後における日本国内、さらには国際社会における人々の相互理解と協力を意図して結成され、欧米でも賛同者がでたが、理想と現実の乖離から次第に停滞していく。帰一協会に集った知識人たちは、同時代の何に挑戦しようとしていたのか。協会の活動の広がり、会員たちの思想の多面性を解き明かす。
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